【導入編】Vagrantでローカルサーバー環境を作ろう。for 64bit版Windows8.1

【導入編】Vagrantでローカルサーバー環境を作ろう。for 64bit版Windows8.1

新しいPCを購入したのでXAMPPを利用した開発環境からVagrantに移行してみました。

CentOSApachePHP,MySQLを導入してWordPressが動くようにしたいと思います。

Vagrantを開発環境にしている人はUNIX系と親和性の高いMacユーザーが多いのですがWindows8.1でも簡単に使えます。

 

用意するもの。・Vagrant本体

・Oracle VM VirtualBOX

・利用したいBOX(CentOSのパッケージ)

・Cygwin

・SSH接続クライアント(Poderosa等)

 

Windowsコマンドプロンプトでも操作はできますがSSH接続後の操作との混乱を避けるためCygwinを使います。

CygwinでもSSH接続はできるみたいですがVimエディターの使い勝手が悪いのでSSH接続は別のソフトで行います。

Macならターミナルだけでここまで全部できちゃうのでWindowsに余程のこだわりがない限りはMacでの利用をお勧めします。

が、私はWindows派です。

前置きはこれくらいにして本題に入りましょう。

VM VirtualBOXとVagrantのインストール

VirtualBoxのホームページからダウンロードしてインストールしましょう。

vbox

クリックした先の・VirtualBox 4.3.14 for Windows hosts x86/amd64からダウンロード&インストールします。

Virtual BOXはVagrantだけでなくAndroidの仮想環境が簡単に作れるGenymotion等でも使われるので折角だからインストールして遊んでみるとちょっと面白いと思います。

続いてはVagrant本体をVagrantのホームページからダウンロード。

Windows用ですので間違えないようにしてください。

vagrant

こちらもインストール方法は手順に従って行うだけなので割愛します。

インストールが終わったらWindowsキー + Rからファイル名を指定して実行でcmdと入力しコマンドプロンプトを立ち上げて

ホームディレクトリでvagrant -v と入力してVagrantのバージョンを確認します。

cmd

Windows8.1では従来のスタートメニューがないのでショートカットキーを覚えたほうが色々捗ります。

バージョンが表示されていればVagrantのインストールは完了です。

Cygwinをインストールする。

CygwinとはWindowsでUNIXコマンド風に制御したい人のためのソフトです。

真のWindows使いはWindowsコマンドですべて行うべきなんでしょうけれど色々なコマンドラインをいちいちUNIX版とWindows版双方で覚えるのは面倒です。

そこでCygwinを利用するとUNIX系のサーバーにSSH接続したときとほぼ同じコマンドラインでいろいろな操作ができるので便利というわけです。

ダウンロードはCygwinの公式サイトから行います。

64bit版をダウンロードしてインストールしますが普通の手順通りに従うとCドライブ直下にCygwin64というフォルダが作られてその中にhome/user名のフォルダがあるので、その直下がCygwinのホームディレクトリになるのでVagrantのBOXインストール等の作業は今後ここで行われます。

BOXを取得する。

今回はローカルなWEBサーバー用途ということでCentOSのパッケージをインストールしたいのでVagrantbox.esという色々な設定のBOXがあるウェブサイトからダウンロードします。

CentOS64bit版を落としましょう。

同じく仮想環境を作るソフトのVM Ware版もありますがVirtual BOXですので間違えないようにしてください。

boxes

インストールの仕方は

vagrant box add centos http://tag1consulting.com/files/centos-5.8-x86-64-minimal.box

になります。

URLは入力ミスのないようにコピぺしましょう。

UbuntuDebianもあるので興味のある方はこちらもインストールしてみてください。

Vagrantを起動しよう。

Cygwinのホームディレクトリに「mkdir ディレクトリ名」でディレクトリを作ったら「cd ディレクトリ名」で移動します。

そこでまずはVagrant設定の初期化を行います。

vagrant init centos

initの後の文字列は先ほどインストールしたBOXのディレクトリ名になります。

初期化が終わるとディレクト内にVagrantfileが生成されるので諸々の設定はここを編集することで行います。

ファイルが生成されたことを確認したらコマンドラインで起動します。

vagrant up
//起動

そのほかによく使うコマンドは

vagrant halt
//停止
vagrant reload
//再起動
vagrant suspend
//一時停止
vagrant resume
//再開
vagrant status
//ステータス確認
vagrant destroy
//仮想環境を破壊

ここら辺を押さえておけばWEBサーバーの仮想環境を作るくらいであれば十分です。

何故かタイムアウトなどで起動ができない場合が色々あるようなのでこちらを参考にしてみてください。

vagrant upの実行が終わらない話
http://shibayu36.hatenablog.com/entry/2013/03/17/175405

自分は何故か36行目付近のチェックを外したら接続できました。

一度接続できて以降は戻しても接続できたので原因はよくわかりませんが、つながらない場合はとりあえず色々弄ってみてください。

♯config.ssh.forward_agent = true
↓
config.ssh.forward_agent = true

接続に成功すると以下のように表示されます。

up

ここに表示されている情報を使ってSSHに接続します。

プライベートキーの場所はインストール環境によって違いますがC:\Users\ユーザー名\.vagrant.d\の中にあります。

※Poderosaの場合
pod

そしてSSH接続ができた場合は以下のように表示されるのでここまでできたら仮想マシンの導入自体は完了です。

pod2

ウェブサーバーの基本的な設定などは【設定編】で紹介します。

ひとこと

Vagrantもまだまだわからないことだらけ。

RubyでできているのでRubyの勉強をするともう少しいろいろわかるかも?

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