Autodesk MayaとDomemaster3Dで360°動画(spherical video)を書き出す方法。

Autodesk MayaとDomemaster3Dで360°動画(spherical video)を書き出す方法。

Google CardboardでYouTubeの360°動画を観たら未来を感じました。

観ているうちに自分でも作りたいと思い先日360°カメラとしては破格のRicoh Theta Sを購入しました。

レビューとかは気が向いたら書きます。

撮影動画の編集自体は要領を掴むまで色々苦労しましたが極座標と直交座標の仕組みが分かれば普通の動画編集と変わりませんでした。

しかしYouTubeチャンネルにアップロードする以上カッコいいイントロは必須です。

どうせならイントロも360°にしたいと思い久々にMayaを立ち上げてイントロアニメーションをちょちょっと作成。

OpeningAnime

後はThetaと同じ天球動画、英語で言うとSpherical videoとして書き出します。

3D制作ソフトの中にはFoVを360°にすればそのまま天球イメージが書き出せるものもあるようですがMayaではビューアングルが165°までしか書き出せないようです。

fov165

しかし有能なエンジニア様達がフリーで天球イメージを書き出せるプラグインを作ってくれていたみたいで助かりました。

Domemaster3D

これをリンク先下部の説明に従ってインストールします。

するとメニューにDomemaster3Dの項目が追加されているのでLatLong Stereo Cameraを設置します。

domemaster3d

すると3台のカメラが設置されます。

threecam

今回使用するのは真ん中のカメラだけなので、LatLong Cameraだけの設置でも良いですが、後々複眼タイプの3D動画を書き出したくなった時の為にこちらを選択しておきます。

カメラのアトリビュートからcenter_LatLong_Stereoを選択してFoV(Vert)とFoV(Horiz)がそれぞれ180°と360°なのを確認したらレンダー設定からLatLongStereoCameraY(立体視ペアではない方)を選択。

centerlatsetting

rendersettingjpg

あとはTheta Sの展開イメージと同じ比率(2:1)で書き出します。

今回のような用途の場合は透過のある画像(PNG等)として書き出したほうが後で色々捗ります。

あとはイメージシーケンスとしてPremiereなりFCPにぶち込みましょう。

ちなみにレンダラ―はMental Rayしか使用できないようです。

そして完成した動画がこちら。


Riverdale Art Walk – FILMARTIST 360° Art Experience

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以上です。

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