素人でもすぐに分かる!アイスホッケールールまとめ。
連日ソチオリンピックが熱いですね。
前回のバンクーバーオリンピックの頃は残念ながらまだ日本にいました。
カナダに来てから初の冬季オリンピックです。
おそらく日本以上に盛り上がってます。
それもその筈、ノルウェー、オランダ、アメリカに続き現在メダル個数4位。
この先メダル獲得が期待される競技も目白押し。
そんなカナダフィーバーな冬季五輪ですが、今回個人的に注目しているのはアイスホッケー。
NHLのチームもあり、カナダはこの時期になると街中にアイスホッケーのスティック持って歩いてる人いるほどのホッケー大国。
今回は女子日本代表も出場しているので特に女子は注目です。
ということで観戦の為に最低限知っておきたいルールまとめ。
基本的なルール
人数:
フィールドにキーパーを含む6人、交代要員も含めると18~22人程度
ポジション:
基本的なポジションはライト&レフトディフェンス、ライト&レフトウィング、センターフォワード等
キーパー:
交代要員も含めチームに2人まで
キャプテン:
チームに1人、Cマークをつけている。審判に質問や抗議ができるのはこの人だけ。副キャプテンはAマーク。キーパーが兼任することは不可。
交代要員:
フィールドの選手はいつでも交代可能、ただしキーパーは何らかの理由でゲームが一時中断されている時のみ。どの選手でも数分で交代し続ける。(※フットサルみたいなもの)
得点:
パックと呼ばれるボールのような円柱状の物体をゴールに入れたら1点。ハンドボールよろしく手で投げ入れたり、スケート靴でサッカーバリのシュートを決めても無効。※オウンゴールに限り有効
試合時間:
20分×3ピリオド、ピリオド間のインターバルは15分。バスケのように掲示タイムはカウントダウンの模様。
コート:
各ピリオド毎にベンチを交代、自チームベンチ側のゴールを守る。ホームチームがベンチの選択の権利を持つ。
フェイスオフ
ルールを分からないまま観ていると何が何だかよく分からないが試合が中断されてコートにある点の上から試合が再開される事がある。
コート内に9つ設置されたこの点の事をフェイスオフ・スポットと呼ぶ。
反則やその他の理由で試合が中断された場合、審判がパックを近場のフェイスオフ・スポットに落とし、各チームの選手が1人ずつパックを奪い合う。
他の球技のようにタッチラインが無いのでこれは頻繁に行われる。パックの奪い合いで膠着状態になったとき等にも行うのでバスケのジャンプボールのイメージに近いかもしれない。
・よく起きる反則
オフサイド・・・サッカーのそれに近いが、オフサイドラインは固定。(敵陣地の青いライン)このラインより後ろにパックが無しで入ってはいけない。
アイシングザパック・・・センターラインより手前で放ったパックがゴールラインを割ったらダメ。この間、起こしたチームの選手交代は認められない。
※起こしたチームのプレイ人数がペナルティにより少ない場合はOK
※NHL等ルールによっては線を越えても味方が先にパックに触れればOKな場合がある
センターラインパス・・・NHL以外では既に廃止されている模様。自陣ブルーラインとセンターラインを跨ぐパスをしてはいけない。
この3つが分かれば試合の流れは大体分かるらしい。
・キーパーの反則
パックを3秒以上保持
パックを敵ゴールへ向けて投げる
クリーズ外、又はパックが自陣ゴールラインより後ろにあるときにパックに覆いかぶさったり手で拾う行為
※クリーズ・・・サッカーでいうペナルティエリアのようなもの。
退場を伴う反則
退場を伴う反則には5段階あります。(アイスホッケー連盟:『よくあるご質問』より一部抜粋)
・マイナーペナルティ
反則を犯した選手が2分間退場となり、ペナルティボックスに入ります。
反則を犯した選手がいるチームは代わりの選手を出さずにリンク上でプレイできる選手が一人少なくなります。ただし相手に得点された時点でペナルティは解除されます。
・メジャーペナルティ
反則を犯した選手が5分間退場となり、ペナルティボックスに入ります。反則を犯した選手がいるチームは代わりの選手を出さずにリンク上でプレイできる選手が一人少なくなります。相手に得点されてもペナルティは解除されません。
・ミスコンダクトペナルティ
反則を犯した選手が10分間退場となり、ペナルティボックスに入ります。ただしこの反則は選手個人に課せられるため、リンクに代わりの選手を出すことができます。
・ゲームミスコンダクトペナルティ
反則を犯した選手が試合終了まで退場となり、ベンチから退席して控え室に戻らねばなりません。ただしこの反則は選手個人に課せられるため、リンクに代わりの選手を出すことができます。
・マッチペナルティ
反則を犯した選手が試合終了まで退場となり、ベンチから退席して控え室に戻らねばなりません。ただしこの反則は選手個人に課せられるため、リンクに代わりの選手を出すことができます。主にレフェリーやラインズマンへの屈辱行為や観客への危険な行為を行った場合に適用され、追加の出場停止処分が課せられます。
NHLで良く見られる、認められた乱闘以外の暴力的な行為やスポーツマンシップに反する行為等に対して与えられるペナルティ。
見てのとおり最初の2つとあとの3つは性質が違う。
前者は数分間試合に出れないが、その間交代選手を入れることも不可。
後者は試合そのもの退場からしなくてはならない。
この二種類は同時に課せられることもあり、その場合ペナルティボックスに代わりの選手が入ることになる。
これを『代行消化』という。
ペナルティショットについて
バスケのフリースローよろしくオフェンスの選手がシュートの体勢に入ってから故意に起こされた反則があった場合に起こる。
シューターとキーパーのワン・オン・ワン。
サッカーのPKやバスケのフリースローに比べれば得点率はさほど高くない。
延長戦の末、試合の決着がつかなかった場合等にはサッカー同様交互のペナルティショットにより勝敗を決める。
まとめ
ルール自体は色々な球技を足して割った感じですがスケートのスピード感とパワフルな感じがイイですね。
氷上の格闘技とは良く言ったもの。
ルールまとめについては素人目線なのであまり深いところには突っ込んでいません。
ちゃんと調べているつもりではありますが、間違ったことを言っていた場合は優しく指摘していただけたら助かります。
ひとこと
疑惑の判定と話題の女子モーグルもカナダがワンツーでした。
日本人としては上村選手にメダル取って欲しかったけれどスポーツにたらればはありません。
フィギュアスケート団体もメダル取ったしどの競技に行ってもカナダ有り。
トロント北部、地下鉄Finch駅周辺にあるコンドミニアムには昔キムヨナが住んでいたり、
知り合いは街で小塚選手を見かけたという話も。
フィギュアスケートといえばカナダ代表の注目選手はノースバンクーバー出身のケヴィン・レイノルズ選手。(Facebookで友人申請したら承認してくれましたw日本語のコメントも結構ついているので日本好きな模様。)
パトリック・チャンと並んでカナダの男子フィギュアを代表する選手、日本のアニメやゲームが大好きらしい。
2012年、自身のプログラムにクロノ・トリガーの曲を使用したことも有名。
Kevin Reynolds 2012 Canadian Nationals free program
日本とカナダがんばってー。