IMアプリ徹底比較!! WeChat(微信)&WhatsApp&LINE
※WeChat機種変更時の移行についてこちら。
cityJumperWEB.com|WeChat機種変更時の移行について。
色々なところで比較されているので今更感はありますが、グローバルレベルで加速するインスタントメッセージアプリ(IMアプリ)の熾烈な争い(?)
【シェア率 LINE WhatsApp】とググると最初に出てくるページがこちら。
『LINE』は日本でしか流行ってない!?世界で大きなシェアを占めているメッセージアプリは○○だった!!
IT系ブログでは有名なCharch Tech Japanも去年このような記事を投稿されてます。
競争の激しいメッセージングアプリ–グローバルな利用を支えるのは移民たち
と、皆さん随分煽りを入れてきますがつい最近こちらで観た記事ではLINEは既に蚊帳の外。
More than messaging: Why you should stop comparing WeChat to WhatsApp
まぁ中国人記者の書いてる記事だからそりゃMade in China推しなのは分かる。
つまるところ大筋は「WeChatをそこらのIMアプリと一緒にすんな。」ってところ。
寄稿者がいかに中国を誇りに思っているかが窺える内容。
と、色々な意見はありますが個人的には日本で普通に使ってる限りWhatsAppもWeChatも要らないと思います。
が、それじゃあ記事にならないのでここはあえて日本人の視点に立って利点と問題点を挙げましょう。
WeChatの利点
近くの人検索やタイムライン機能なども充実していて色々と至れり尽くせり感はある。
上のThe Next Webの記事にも書いてあるが最大の特徴はHold to Talkだろう。
従来のIMアプリやSkype等はテキストメッセージか音声通話なのに対して音声メッセージが送れるのは画期的だった。
今はLINEでもできなくはないが割とめんどくさい。(※方法はこちら。)
そもそもメール大好き日本人にとってはスマホで文字入力は苦でないどころか音声を送るほうがこっぱずかしいと感じるひとが多いのでは。
それを考えるとこの利点も微妙ではある。
近くの人検索は同じく近くで同じ機能を使った人を片っ端から表示する機能(任意で削除は可能)
知らない誰かとお友達になるには良い機能。
Fake GPS等のアプリと併用すれば世界中の人ともお友達になれる(かも)。
WeChatの問題点
最大の問題点は言うまでもなくMade in Chinaだということ。
最近で言えばIME Baidu問題もそうだが「中国製アプリを使う=個人情報垂れ流し」と考えても大げさではない。
初期の頃は天安門事件等の中国でタブーとされている単語はブロックされて送信できなかったことがある。
結構重要な筈がこの事についてはどこの記事もあまり触れていない。
ブロックはされなくなったが先ず間違いなく検閲はされていると思って良い。
あとは利点の方でも挙げた近くの人検索機能だが、本国では出会い系アプリとしても使われているらしい。
野放しにしていれば確実に犯罪の温床になるだろうけど日本企業ではないので取り締まる術は今のところ無い。
これは日本だけの問題ではなくWeChatが今後市場拡大していけば他の先進国でも問題になってくる筈。
日本では今のところ見た事無いがカナダでも英語話せない中国系娼婦が私做と書いてこの機能で客引きしてる。
LINEの利点
色々なところで韓国製のアプリだという話があるが開発元は日本のチームだし、間違いなく日本製のアプリ。
管理元のLINE株式会社は韓国資本だが、当の韓国ではLINEを差し置いてKakao Talkのシェアがぶっちぎり。
メリットを挙げるならガラケーの絵文字やデコメ文化を踏襲したスタンプのバリエーションやみんなでスコアを競って楽しむ可愛いゲーム等いかにも日本人っぽい感じ。
観た事は無いがキャラクターのアニメまであるらしい。
世界を目指して変な方向に走らない限り日本での地位は今後も揺るぎ無いと思う。
流行りたてのころに電話帳のデータを勝手に読み取って云々とか消費電力等、色々と騒がれたがIMアプリならどれも同じだし嫌なら使わなければ良い。
今考えるとあれはただのネガキャン。
LINEの問題点
日本のモンスタークレーマーやガキんちょに合せてどんどんと日々使用上のルールが厳しくなっている。
そのうち知り合いの検索も出来なくなってしまうんじゃないかとハラハラ。
あとは移行が面倒。
基本的に複数端末からのログインは認めていないし(PCは除く)消す前にメアドを登録しておかないと移行すらできなくなるという不親切設計。
対してWeChatは基本的にIDとパスがあればSkype等と同様に誰のどの端末からでもログインは可能。
複数アカウントを取得できなくするという建前があるのだろうが、結局番号が2つあれば2個登録できるしあんまり意味が無い。
WhatsAppの利点
中南米ヨーロッパでは揺ぎ無い地位、LINEの初版が2011年06月23日なのに対して2009年7月のリリース、IMアプリ界のボス
コレといって変わった機能はないけれど従来欧米で主流だったSMS(ショートメール)にとって変わるものとして自然に台頭してきた感じ。
特に音声通話やSMSがパケット通信と比較して割高な国では重宝されているんじゃないかなぁ。
シェア率だけ見ると北米ではFacebookのIM機能とシェアを分け合っているけれど競っているというよりは棲み分けができている感じ。
WhatsAppの問題点
日本で使っている人が全く居ない。
機能面でもLINEとモロ被りだしこの先このアプリが日本に来ることは先ず無いと断言できる。
ヨーロッパや南米に行くならいれとけよってレベル。
しかも2年目から有料。
まとめ
既存のアプリの棲み分けはできている。
それよりもSnapChatとかVineとか画像とか映像つかったコミュニケーションツールが台頭してきてるからそれに対して今後この3つのアプリがどういった動向をみせるのか、それともまた新しいのが出てきて全部掻っ攫っていくのか。
そのへんが見物ですね。
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